ウイスキーに関する豆知識
ウイスキー の作り方
工程1 製麦・糖化・ろ過
モルト・ウイスキーの原料は大麦です。酵母は大麦のでんぷんをそのままアルコールに変えることはできないため、発芽した麦を乾燥させて麦芽を作ります。麦芽中の糖化酵素ででんぷんを糖類に変えます。これをろ過して甘い麦汁をつくります。工程2 発酵
麦汁に酵母を加えると酵母は麦汁中の糖分を分解し、アルコールと炭酸ガスに変えるとともにウイスキー独特の香気成分をつくります。麦汁に酵母を加えると、槽は一面純白の泡に包まれます。発酵が終わりに近づくと、液面が現れ、液面上部はおだやかに澄んできます。この段階でのアルコール分は約7%です。工程3 蒸溜
発酵の終わった醪(もろみ)をポットスチルと呼ばれる銅製の単式蒸溜器にいれて蒸溜しアルコール濃度を高めます。ポットスチルの大きさや形状、蒸留方法や加熱方法を変えること
によって個性のあるウイスキーが生まれます。
工程4 貯蔵・熟成
蒸溜で出来たニューポットを樽の中で寝かせる(貯蔵)。やがて無色透明の液体は深い琥珀色に生まれかわります。これを樽熟成といいます。 樽で熟成されたモルトウイスキーは麦芽の種類、酵母の種類、蒸溜方法、樽の種類、貯蔵場所、貯蔵年数などさまざまに組み合わされます。製品化する時はこれらの中から数十種類のタイプに分け、樽からウイスキーを取り出していきます。ウイスキーの飲み方
1.ハイボールで飲む
グラスに氷を一杯に入れて冷やし、ウイスキーを適量注ぎます。ウイスキー混ぜて、ソーダを加えます。(ウイスキー1:ソーダ3~4)
マドラーなどで縦に1回混ぜると完成です。
2.ストレートで飲む
グラスに適量のウイスキーを注ぎます。ウイスキーとチェイサーを交互に飲むことで、一口ごとにウイスキーのおいしさが味わえます。
3.ロックで飲む
グラスと氷の音を楽しみながら飲む大人の飲み方です。グラスに大きめの氷を入れ、ウイスキーを適量注ぎます。
マドラーなどで軽くまぜると完成です。
4.水割りで飲む
グラスに氷を一杯に入れて冷やし、ウイスキーを適量注ぎます。マドラーなどでしっかりと混ぜ、ウイスキーを冷やします。
減った氷を足し、天然水(ウイスキー1:天然水2~2.5)を加えます。
マドラーで軽く混ぜると完成です。
5.ホットウイスキーで飲む
耐熱グラスにお湯を入れ、あらかじめ温めておきます。ウイスキーをグラスの1/3ほど注ぎます。
ウイスキーの倍量または3倍くらいのお湯をゆっくり加えます。
マドラーなどで軽く混ぜると完成です。
レモンやはちみつを入れるとリラックス効果がアップします。
疲労回復や二日酔いになりにくい効果があると言われています。